今年9月と10月に日本に帰国した話は前にした。
理由は体が弱ってきた父に会うためだ。
私一人で帰るつもりが子供達を連れて来いらしい意思表示に夫の良識が手伝って親子3人で帰国した。
父は過去に親子関係で苦労した人だ。だからこそ今まで頑張って付き合ってきた。
父のために保ってきた関係だ。
父無しには私と元々の家族との関係は語れない。
母と私は間違っても仲が良いとは言えない。
どうしても色々な意味で母の事を心から愛することが出来ない。むしろ恨んでいると言うべきか。
それでも一生懸命噛みしめて付き合い続けてきた。
でも忘れもしない9月24日(水)に私と母との関係は終わった。今後多分一切彼女と話すことはないと思う。
"その辺うろうろしないで出て行って!"と言われた。
途方に暮れた私は心当たりを二人当たるが一人は返事が無く、もう一人が理由を聞かずにOKしてくれた。
悲しかった。泣いても泣いても収まらなかった。それも子供たち二人の前でこんな事になるなんて。
父は"お母さんはおかしいから無視して最後までいればいい。"そう言ってくれた。でも、私はここに最後までいたらそれこそおかしくなってしまうと出る事に決めた。
情けなかった。7,800kmもの距離を旅してきたのに3週間弱でこういう結果になってしまったことに。
チクチクと胸を刺すものを感じながら4時間半程の旅をして知り合いの所へ向かった。
腹が立つよりも体全体がしびれたような状態だった。子供たち二人に申し訳なかった。
こんな嫌な思いをするために20時間以上かけて帰って来たかと思うと本当に馬鹿馬鹿しくなった。
でも、意外にも帰国してからの生活の変化が自分を早く正常の状態に戻してくれた。
だからと言って全く傷が無いと言えば嘘になる。えぐれたような傷跡が目に見えない形で大きく残っている。
時々良くまだ生きてるなと思う。遠い昔死んでしまうつもりだった。自分を大事に思えず、どうにでもなればいいと14歳の時3日間飲まず食わずして病院に入った。その時本当に死んでしまいたかった。今思うと死ぬくらいならもっとやりたい事やれば良かったと思うし、死ななくて良かったと思う。
だから命の大切さを常々感じる。そして家族を大切にする気持ちは誰よりも人一倍大きい。
私にとって神の存在は絶大だ。神がいるから救われたのだ。
追い詰められた事によってドラッグに溺れたりやアル中になることなく今があるのは信じるべき神がいるからだ。
許すことは出来る。でも、忘れることはない。この気持ちを一生抱えて生きていくことはとっても辛いことだが、残念ながらそうなっていくように思う。
父にはとっても申し訳ない事をした。9月のあの日以来、元の家族とコンタクトを取っていない。
何と言えばいいのか分からない。
父にはいつか謝ろうと思う。出来たら生きている間に。。。
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自信たっぷりの16歳と頭の切れる15歳に日々悩まされるシドニー郊外在住の母。 二人の子供達の教育や子育てうんぬんに苦悩しつつ、のんびり見守りながら毎日を送っています。 頭に浮かんだ事を思うがままにそして赤裸々に綴っております。
2014年12月22日月曜日
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