自信たっぷりの16歳と頭の切れる15歳に日々悩まされるシドニー郊外在住の母。 二人の子供達の教育や子育てうんぬんに苦悩しつつ、のんびり見守りながら毎日を送っています。 頭に浮かんだ事を思うがままにそして赤裸々に綴っております。
2017年4月19日水曜日
セレクティブハイスクール入学はただの通過点
意外にもアジア人の家族でここに入れてしまえばデイケアのようで親の仕事は終わりだと思っている人が多い。
そして子供たちに激しいストレスを与えて学校の試験の日におなかが痛くなったり、頭が痛くなったり、しまいには吐いてしまう子供たちがいる事を知っている。こんな事が子供たちのためになっているか?入ったスコアは大変額に入れるような結果だったかもしれない。だからって入ってからが勝負。それもその勝負に本人が自分の力で挑んでいけなければ何の意味もない。
あなたの目標が子供たちの目標とマッチしていると思い込んでいる人が中国系、インド系の親に多い。
Kの学校へ小学校2,3年生から塾へ通い詰めたり、チューターについてもらって入学しているような子供たちは既に1学期のアサインメントやレポートをやるのに躊躇しているそう。中には学校に来なかったり、家でただ泣いたりとこれが11歳や12歳の子供たちが置かれるべきストレスであろうか?
あなたは子供たちの健康と幸せをまず第一に考えますか?それとも学業の達成とトップクラスの仕事に就くことを第一に考えますか?
もっとBack to Basicに物事を考えてみてください。もし、自分の子供が精神的にやられてしまって不登校になってしまったり、さらには引きこもり、自傷行為、精神的に参ってしまってドラッグに手を出して最後に死んでしまったら、あなたはそれでも後者の学業達成とトップクラスの仕事に就くことを第一に考えますか?
子供たちの性質と克服に耐えうる力を十分に加味して進路を考えてあげる事をお勧めします。皆が皆競争と勉強量のストレスに耐えられるわけではないのです。
そういったことをよく考えて、自分の子供たちの意思も含めて進路を考えてあげるべきで、その進路が親の意向と共に独り歩きしないよう気を付けるべきだとここに記しておきます。
偉そうですが、いくら私達親がその道が一番だと思っても、この先Kがそうではないと思った日には私は彼をその環境から引っ張り出すつもりです。私にとってはKの健康と幸せこそがすべてだから。親は可能な選択肢を見せてあげる存在で親が思っている道に無理矢理ねじ込むべきではないと。
世の中の頭のいい子供たちが皆医者や弁護士になるというのはおかしいと思いませんか?物を作るのが好きなら、Builder、モノをいじるのが好きなら、ElectricianやPlumberなんかになってもいいんじゃないかな。そう思うのって変でしょうか?
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